目に砂

人生の人生

映画感想:エマ デッド・オア・キル

好きな映画ジャンルはアクションとホラーですってこれから言おうかな……

学校の先生をやっている主人公のエマが一人暮らしの父親が住む実家への里帰りの途中に犯罪者集団(薬物の密輸かと思ったんですが映画のあらすじによると強盗団だったっぽいです)が警察官を殺害する場面を目撃してしまい、口封じのために追跡されるのをどう返り討ちにしていくかという話です。

直前まで電話で話していた一人娘が帰ってこないなんて父親も気が気じゃないだろうなとか思っていたんですが見ているとどうも幼少期の父の教えの様子がおかしくて……? 途中でもぬけの殻になったエマの車を見つけた父の知人が引き気味のリアクションをしていたのにすごく共感しました。

悪いやつの中でも明らかにクズな人間と日和ったことをいう人間とがいたのですが、前提として犯罪に手を染めることを厭わなかったのでエマからの扱いは皆等しいものだったのでよかったです。

父親は知人の前でこそ娘の無事を確信しているかのような態度を崩しませんでしたが、娘が帰還しなかったらおそらく命を経っていたであろうことや終盤の場面など人間らしさがないわけでもなく、ギリギリ渋いで留まる程度のキャラクターになっていたと思います。

実は生き残るための英才教育を受けていたクソ強い女性主人公というと映画「サプライズ」を思い出しますね。こちらのほうが悪人ではない被害者が少ないし、血がドバーてなる描写も過剰でないので気軽に観られると思います。

こういう作品を観ると筋肉って大事だなあと思います。いまヨボヨボですけど。