ゲーム感想:Tangle Tower
年明けか年末かそのくらいにやったやつです。
バグか仕様かわからない部分がありました。
謎解きは程よく楽しみながらできます。
ニンテンドーショップで見かけておもしろそうだったので買ってみましたが、悪い判断ではなかったと思います。
このごろは女性主人公ものばかりを好んで買っていますが、この作品は探偵の男性が主人公です。ただ助手の女性が一緒に推理している部分もあるので、実質W主人公でいいよねって思います。あと登場人物に女性が多いのでそのあたりもよい。主人公は二人ともほどよくふざけていてほどよく真面目になります。遠慮のない掛け合いがよいかんじ。
探偵と助手の二人が何者かの依頼によって「タングルタワー」なるお屋敷で起きた殺人事件の謎に挑むことになりました。ロケーションも住人たちも見た目からして超あやしい! という感じの導入です。
気になるポイントを調べて手がかりを集める→謎解きするの繰り返しで進みます。推理自体は難しくありません(バックログがないのにセリフを見逃してしまってなんの話だかわからなくなることはありました)。手がかりを見つけるためにパズルを解かなければならないときがあり、こちらは私にとっては程よい難度(基本的にはストーリーの妨げにならない程度だが、ものによっては考えさせられる)と感じました。一箇所、パズルのピースが足りないような気がしたんですけどなくても大丈夫でした。ただ、他の人のプレイ動画を見たところやっぱりピースが足りませんでした。クリア後に解放されるおまけ要素でもフリーズしてどうにもならなくなったりと、移植に際して細々としたバグが取り除かれずにリリースされてしまったみたい。
特に気に入ったのはキャラクターで、先述のとおり探偵と助手の掛け合いというかパワーバランスが絶妙です。特に助手のほう、落ち着いた話しかただけれど決してお堅いとか冷たいとかいうことはなく、おふざけには全力で乗っかる愉快な人で、個人的にはあまり見かけないタイプで新鮮でした。
海外のキッズアニメのようなデフォルメのかなり効いたキャラクターデザインは正直なところちょっと怖いんですけど、人物ごとのアニメーションなど飽きさせず疲れさせない絶妙な情報量で快適にプレイできたと思います。
全体的にはおもしろかったんですけど、エンディングがいまいちスッキリしないというか、続編をものすごく意識していますみたいな最近の映画の悪いところのようなものがこのゲームにも感じられてモヤモヤを覚えました。続編があるにせよ、一つの作品はそれはそれとしてきれいに終わらせてほしい、それが私の望みです。
続編、出るのかなあ。